プロジェクトマネージャー(PM)とは、プロジェクトの全体を管理し、納期をはじめとして品質や予算に責任を持つ立場のことです。
プロジェクトマネージャーを目指して「適した年齢はある?」と疑問を持つ方も多いでしょう。キャリアプランを立てるうえでは、自身の年齢を踏まえて検討することが大切です。
本記事では、プロジェクトマネージャーに適した年齢を紹介します。プロジェクトマネージャーに向いている人の特徴や、目指す方法、年収についても解説するので、参考にしてください。
1.プロジェクトマネージャー(PM)に適した年齢
プロジェクトマネージャー(PM)に適した年齢を、以下の点から解説します。
- 平均年齢
- エンジニアとして何年目でなれるか
- 何歳から目指せるか
自身の年齢や経験を踏まえながら、チェックしましょう。
平均年齢
プロジェクトマネージャー(PM)の平均年齢は、30代後半〜40代前半とされています。
情報処理推進機構(IPA)が実施する「プロジェクトマネージャ試験」における合格者(令和5年度)の平均年齢は、38.1歳です。プロジェクトマネージャ試験とは、システム開発プロジェクトを実行するためのマネジメントスキルを問う資格で、経験豊富な中堅以上のエンジニアが受験する傾向にあります。
また、厚生労働省の「job tag(職業情報提供サイト)」の就業者統計データによると、プロジェクトマネージャーの年齢は41.8歳です。
※参考:独立行政法人 情報処理推進機構|令和5年度秋期情報処理技術者試験(応用情報技術者試験、高度試験)及び情報処理安全確保支援士試験の合格発表について
※参考:厚生労働省「job tag(職業情報提供サイト)」|プロジェクトマネージャ(IT)
エンジニアとして何年目でなれるか
プログラマーやシステムエンジニアを10年程度経験してから、プロジェクトマネージャー(PM)になるのが一般的です。
個人差はあるものの、20代前半の場合にはエンジニアとしての経験やマネジメントスキルが足りないケースが多く、プロジェクトマネージャーになるのは難しいといえます。ただし、「20代であるためにプロジェクトマネージャーになれない」というわけではなく、スキル次第では目指すことも可能です。
何歳から目指せるか
平均年齢やエンジニアとしての経験の目安はありますが、プロジェクトマネージャー(PM)は基本的に何歳からでも目指せます。20代で活躍する人もおり、原則年齢の上限もありません。
ただし、プロジェクトマネージャーの仕事内容は幅広く、年齢を重ねると体力的に仕事をこなすのが厳しい場合もあるので、注意しましょう。
2.プロジェクトマネージャー(PM)に向いている人の特徴
プロジェクトマネージャー(PM)に向いている人の特徴は、以下の通りです。
- スケジュール管理能力がある
- リーダーシップや責任感がある
- ロジカルシンキングができる
- コミュニケーション能力が高い
プロジェクトマネージャーは、クライアントや自社スタッフをまとめながらプロジェクトを進行する必要があり、スケジュール管理能力や責任感がある人に向いています。
また、クライアントの課題を抽出して企画を立てたり、説得力のある説明を求められたりするので、ロジカルシンキングができる人がプロジェクトマネージャーに最適です。
3.プロジェクトマネージャー(PM)を目指す方法
プロジェクトマネージャー(PM)を目指す方法を、以下の点から解説します。
- キャリアパス
- 求められる能力
- 必要な資格
今後のキャリアプランを立てる際の参考にしてください。
キャリアパス
プロジェクトマネージャー(PM)になるには、前述したようにエンジニアを10年程度経験するのが一般的で、具体的なキャリアパスは以下の通りです。
- エンジニアとして実務を経験する
- プロジェクトリーダーとしてチームを管理する
- 要件定義など、上流工程に携わる
- プロジェクトマネージャーの補佐を経験する
なお、プロジェクトマネージャー担当後のキャリアパスとしては、CIO(最高情報責任者)やCTO(最高技術責任者)といった道があります。
求められる能力
プロジェクトマネージャー(PM)に求められる能力は、以下の通りです。
種類 |
内容 |
ソフトスキル |
●リーダーシップ・責任感 |
ハードスキル |
●プロジェクトの計画立案 |
テクニカルスキル |
●技術的な専門知識 |
以前までは、プロジェクトマネージャーは納期・品質・予算を計画通りに進めることが求められていました。
現在では、スケジュール管理能力はもちろん、外部環境の変化に対応する柔軟性なども必要となっています。
必要な資格
プロジェクトマネージャー(PM)になるために必須な資格はありませんが、以下の資格を取得しておくとキャリアアップや転職を有利に進められます。
名称 |
内容 |
応用情報技術者試験 |
情報処理推進機構(IPA)が実施する情報処理技術者試験の1つで、高度IT人材に必要なスキルを有していることを証明できる |
PMP試験 |
アメリカの非営利団体「PMI」が認定しており、プロジェクト管理に関する国際資格である |
ITコーディネータ |
経済産業省の推進資格で、経営とITの両面に精通していることを証明できる |
上記に加えて、前述した情報処理推進機構が認定する「プロジェクトマネージャ試験」の取得もおすすめです。プロジェクトマネージャーになる方法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
4.プロジェクトマネージャー(PM)の年収
経験・スキルによって違いがあるものの、プロジェクトマネージャーの年収は650〜900万円が相場です。
2017年に発表された経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、プロジェクトマネージャーの年収は891.5万円でした。エンジニアで年収1,000万円を実現したいと考える方は、以下の記事を参考にしてください。
※関連記事:エンジニアで年収1000万円を実現|高収入を目指すには
※参考:経済産業省|平成29年IT関連産業の給与等に関する実態調査結果
5.まとめ
プロジェクトマネージャー(PM)の平均年齢は30代後半〜40代前半で、エンジニア経験が10年程度必要になります。
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