プロジェクトマネージャー(PM)とは、プロジェクト全体の管理者のことで、予算・納期・品質などに責任を持つ役割を指します。
自身の適性やスキルを踏まえずにプロジェクトマネージャーになると、「自分に合っていない」と後悔する可能性もあるので、注意が必要です。
本記事では、プロジェクトマネージャーに向いている人や向いていない人の特徴を解説します。プロジェクトマネージャーになるための方法も紹介するので、参考にしてください。
1.プロジェクトマネージャー(PM)に向いている人の特徴
プロジェクトマネージャー(PM)に向いている人の特徴は、以下の4つです。
- コミュニケーション能力が高い
- ロジカルシンキング(論理的思考)ができる
- 責任感が強くリーダーシップがある
- スケジュールを管理できる
自身のスキルと照らし合わせながら、チェックしましょう。
特徴1.コミュニケーション能力が高い
プロジェクトマネージャー(PM)は、プロジェクトを遂行するにあたって、以下のステークホルダーとやり取りする必要があり、コミュニケーション能力は外せないスキルです。
- クライアントの担当者・部署
- クライアントの経営層
- 自社のスタッフ
- 協力会社のスタッフ
プロジェクトを成功に導くには、上記のステークホルダーとの円滑なコミュニケーションが求められます。また、経営層やITに不慣れなクライアントに説明するケースもあり、相手の理解度や状況に合わせた対応力も不可欠です。
特徴2.ロジカルシンキング(論理的思考)ができる
プロジェクトマネージャー(PM)は、クライアントの問題点を洗い出して企画を立案する必要があり、「ロジカルシンキング(論理的思考)」が欠かせません。加えて、クライアントから納得を得るためにも、筋道を立てて話すスキルが必須です。
ロジカルシンキングができる人は、プロジェクト遂行中の問題を解決したり、失敗する要因を想定したりできるため、スムーズに進行ができます。
ただし、ロジカルシンキングで説明する場合、相手に冷たいイメージを与えるケースもあるので、柔らかい口調で話す姿勢も重要です。
特徴3.責任感が強くリーダーシップがある
プロジェクトマネージャー(PM)は、さまざまなステークホルダーをまとめながらプロジェクトを進行するため、リーダーシップのある人が向いています。
プロジェクト遂行中にはトラブルが発生する可能性もあり、「必ず達成する」という強い責任感が必要です。ただし、プレッシャーから肩に力が入り過ぎてしまうと、周囲も張り詰めてしまうので、協調性をもって対応できる人がプロジェクトマネージャーに最適だといえます。
特徴4.スケジュールを管理できる
人員・予算・納期のマネジメントはプロジェクトマネージャー(PM)の仕事であり、スケジュール管理能力が必須です。スケジュール通りにプロジェクトが進まない場合もあるので、計画性だけではなく、柔軟性も問われます。
加えて、限られたスケジュールのなかで生産性を高めるには、タスクや工数の無駄を洗い出して削減したり、優先順位をつけたりする判断力も重要です。
進捗管理やタスクの優先順位はプロジェクト開始後も常に把握する必要があり、スケジュール管理能力はマストとなります。
2.プロジェクトマネージャー(PM)に向いていない人の特徴
プロジェクトマネージャー(PM)に向いていない人の特徴は、以下の通りです。
- 人と話すことに苦手意識がある
- 人任せにしやすい
- こだわりが強すぎる
プロジェクトマネージャーにはコミュニケーション能力や責任感が必要になるため、上記の特徴を持つ人は向いていない可能性があります。また、「自分の手腕をアピールしたい」などこだわりが強い人も、プロジェクトメンバーに負担をかける場合があるので不向きです。
3.プロジェクトマネージャー(PM)になるための方法
プロジェクトマネージャー(PM)になるための方法を、以下の点から解説します。
- キャリアパス
- 必要なスキル・資格
自身のキャリアを踏まえながら、チェックしましょう。
キャリアパス
経験やスキルによっても異なりますが、プログラマーやシステムエンジニアでの実務経験を10年~15年程度経験してプロジェクトマネージャー(PM)になることが目安といわれています。
また、プロジェクトリーダー(PL)の経験後にプロジェクトマネージャーにキャリアアップする傾向にあります。プロジェクトリーダーとは、プロジェクトの一部分を担当するチームの責任者です。
プロジェクトマネージャーを経験したあとは、CIO(最高情報責任者)やCTO(最高技術責任者)といったキャリアの選択肢があります。
必要なスキル・資格
プロジェクトマネージャーになるために、必須の資格はありませんが、以下の資格を取得しておくと自身の経験値を証明できます。
名称 |
内容 |
プロジェクトマネージャ試験 |
情報処理推進機構(IPA)が認定する資格で、システム開発プロジェクトにおけるマネジメントスキルを証明できる |
応用情報技術者試験 |
情報処理推進機構(IPA)が認定する情報処理技術者試験の1つで、高度IT人材に必要なスキルがあることを証明できる |
PMP試験 |
アメリカの非営利団体「PMI」が認定しており、プロジェクト管理に関する国際資格である |
社内でのキャリアアップはもちろん、転職時にも上記の資格を取得しておくと有利です。
プロジェクトマネージャーになる方法についてさらに知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
4.プロジェクトマネージャー(PM)の年収
経験やスキルによっても違いがありますが、プロジェクトマネージャー(PM)の年収は650〜900万円が目安です。
経済産業省が2017年に発表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」では、プロジェクトマネージャーの年収は891.5万円とされています。
エンジニアで年収1,000万円を目指したいという方は、以下の記事をご覧ください。
5.まとめ
プロジェクトマネージャー(PM)に向いている人は、「コミュニケーション能力が高い」「スケジュールを管理できる」などの特徴があります。
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