コロナ禍により、社会全体は大きな変化を見せています。
それは、エンジニアの転職事情にも大きく影響を及ぼすものとなっています。
この記事では、コロナ禍におけるIT業界の転職事情を詳しく解説します。
1.コロナ禍におけるIT業界の現状
コロナ禍において、IT業界では大きく2つのことが起きています。
■加速する売り手市場
コロナ禍において、IT業界の有効求人倍率は高い数値を見せています。
2020年下半期では、商社や小売、金融など多くの分野で1.0倍または、1.0倍を下回る数値を表す中で、IT業界は有効求人倍率が5.0倍を超える月もありました。
つまり、エンジニアは現在「売り手市場」といえます。
また、経済産業省による『DXレポート~ITシステム「2025年の壁」克服とDXの本格的な展開』では、2025年にITの人材不足は約43万人にまで拡大する可能性があるとされています。
エンジニアの需要が高まり、求職者にとっては有利な状況が続く一方で、社会全体ではDXが叶わないことによる経済損失は甚大なものが予想され、シナリオとしては深刻です。
こうした情勢は、ITに携わる者として向き合うべき課題であると留意すべきでしょう。
■技術レベルによる需要格差
コロナによって、元々需要の高い経験豊富な中級以上のエンジニアと、即戦力になれない初級エンジニアでは、一層大きな需要格差が生まれています。
IT業界でもテレワークを実施する企業が増えたことで、教育面において、初級エンジニアに教えきれない問題が発生しているからです。
初級エンジニアを多く抱える企業では、その教育・技術力不足がゆえにアサイン先が中々決まらず、現場を持てないエンジニアは少なくないでしょう。
2.エンジニアといえど「商売人」
技術レベルによる格差が顕著な中、中級エンジニアといえど、高を括っている場合ではありません。
時代が求めているのは、「商売人気質のあるエンジニア」です。
過去の不景気(バブル崩壊やリーマンショックなど)において、技術力の有無に関わらず、与えられた業務をただこなすだけのエンジニアは淘汰されてきました。
それは今回のコロナ禍でも同じことがいえます。
確かな技術力はもちろん、高いコミュニケーション能力と多様なニーズに応える汎用性を兼ね備え、お客様の真のパートナーとなることが求められます。
・特定の言語しかしない
・コミュニケーションをとらない
などと自分本位のエンジニアは、市場価値が薄れ、時代の渦にのまれてしまうことでしょう。
エンジニアは、技術者といえど「商売人」でもあるのです。
これからの時代、単なる技術提供だけではなく、顧客の期待を上回る付加価値を届けられるエンジニアこそ、より必要とされ伸びていくといえるでしょう。
3.付加価値の高いエンジニアになるために
付加価値の高いエンジニアの根底には「目の前のお客様を大事にする」という想いが共通しています。
自身の市場価値や頂いている給料よりもお客様が喜んでくださっているのであれば、それはエンジニアとして付加価値が高い状態といえます。
最近では、「スキルは保有していないけれど設計や開発に携わりたい」という、自身の希望だけが先行し、技術や市場価値を持たないエンジニアが増えています。
まずエンジニアという仕事が「商売」であることを前提に考え、お客様が何を求めているかを理解しなければなりません。
技術者という枠組みに囚われ、タスク量だけを増やしていても成長は望めないでしょう。
営業や採用、各種サポートなど、一商売人として、お客様のために幅広いタスクに積極的に携われる。
そんな柔軟な人材が、付加価値の高いエンジニアになれるのです。
4.まとめ~情勢に左右されない「サービスエンジニア」~
付加価値の高い商売人気質のエンジニアは、コロナ禍にあってもどのような環境でも必要とされ、情勢に左右されないものです。
WEBEDGEは、本質的な付加価値を届ける先鋭集団であり、メンバー全員が技術者です。
営業・人事関係なく、社員全員が「サービスエンジニア」として、+αの付加価値を高め続け、お客様目線に立ったよりよいサービスを提供しています。
そんなWEBEDGEでは、高い技術力を保有し、意欲的なエンジニアを積極採用しています。
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