2024.07.17 採用

ITエンジニアの将来性は?需要を高めるためのポイントも解説

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AIの台頭や技術の進化により、「ITエンジニアの将来性が気になる」と考える方も多いでしょう。

IT人材は不足傾向にあり、多くの企業がDXを推進しているため、ITエンジニアに将来性はあると考えられます。しかし、ITエンジニアに将来性がないといわれる場合もあり、その理由も正しく理解しておくことが重要です。

そこでこの記事では、ITエンジニアの将来性と将来性がないといわれる理由について解説します。エンジニアにおける将来性の高い分野ランキングや需要を高めるポイントも紹介するので、参考にしてください。

1.ITエンジニアの将来性

さまざまな企業がDXに注力するなかでIT業界は人材不足にあり、今後も高い需要が見込まれるためITエンジニアには将来性があるといえます。

開発企業はもちろん、一般企業でも「情報システム部」などIT関連の部署を設けるケースが増えており、ITエンジニアを必要としているのが現状です。

IPAの「DX白書2023」 によると、DXを推進する人材の量における企業の回答は以下の通りとなります。

 

項目

割合

やや過剰である

1.3%

過不足はない

9.6%

やや不足している

33.9%

大幅に不足している

49.6%

わからない

5.6%

 

「やや不足している」「大幅に不足している」と回答した割合は83.2%で、圧倒的に人材が足りていない状況です。
ChatGPTなど生成AIの台頭はあるものの、AIを開発・管理するエンジニアであれば需要は高くなります。

 

参考:IPA 独立行政法人情報処理推進機構|DX白書2023

2.ITエンジニアに将来性がないといわれる理由

労働市場ではITエンジニアに将来性がありますが、一方で「将来性がない」という意見もあります。ITエンジニアに将来性がないといわれる理由は、以下の通りです。

  • 長時間労働で体力的に難しい
  • 海外の安い労働力が流入する
  • AIが台頭している

かつては「35歳限界説」があるなど労働環境が過酷なケースもありましたが、近年では労働環境が改善されており、テレワークなどの選択肢もあります。

海外の安い労働力の流入やAIの台頭など、懸念が残るのは事実です。
ただし、プロジェクトをマネジメントしたり、AI開発・管理に携わったりする立場であれば、高い需要が期待できます。

エンジニアの働きやすさについてさらに知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

※関連記事:エンジニアにとって本当の「働きやすさ」とは

3.ITエンジニアはやめとけといわれるのは本当?

ITエンジニアはやめとけといわれるケースがありますが、「未経験からのITエンジニア転職は難しい」という意味を指していると考えられます。
そもそも、多くの職種では未経験からのチャレンジは簡単ではないため、ITエンジニアに限った話ではありません。

ITエンジニアに将来性がないという意味ではないので、誤った解釈をしないように注意しましょう。

前述したような「労働時間が長い」などが理由に挙げられる場合もありますが、労働環境が改善されていたり、企業によって違いがあったりすることを念頭に置きましょう。

4.エンジニアにおける将来性の高い分野ランキング

エンジニアにおける将来性の高い分野ランキングは、以下の通りです。

  • 1位:AIエンジニア
  • 2位:クラウドエンジニア
  • 3位:セキュリティエンジニア

転職や分野を広げたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

1位|AIエンジニア

AIエンジニアとは、AIを利用してシステム開発や分析を実施するエンジニアのことです。
AIを活用したシステムや製品が増えており、企業の業務効率化などの観点からもAIエンジニアは将来性が高いと考えられます。

AIエンジニアの主な仕事内容は、以下の通りです。

  • AI開発
  • 学習
  • 分析

上記の業務を通して、高精度なAIを構築することがAIエンジニアの主な役割となります。
直接開発するのはもちろん、既存システムにAIを組み込むエンジニアも将来性が高いポジションです。

 

2位|クラウド エンジニア

クラウドエンジニアは、クラウド上でのシステム設計や構築などに携わるエンジニアのことです。
近年ではクラウドを利用する企業が増加していることから、将来性がある分野だといえます。

クラウドエンジニアの仕事内容は、以下の通りです。

  • クラウドの設計
  • 環境の構築
  • 保守・運用

設計や構築だけではなく、保守・運用など安全性を守る役割も担っています。
クラウドサービスに関する知識だけではなく、仮想化技術やミドルウェアの知識なども求められます。

 

3位|セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアとは、サイバー攻撃やハッキングなどの脅威からITサービスやシステムを守るためのセキュリティに携わるエンジニアです。
サイバー攻撃が増加・巧妙化しており、企業や利用者の間で安全性の意識が高まっているため需要があります。

セキュリティエンジニアの仕事内容は、以下の通りです。

  • セキュリティシステムの企画・提案
  • 設計・実装
  • テスト・運用・保守

基礎的なIT技術系のスキルと知識以外にも、法律や規格認証に関する知識も必要になります。
エンジニアとして転職を検討している方は、以下の記事をご覧ください。

※関連記事:エンジニア転職はエージェントだけじゃない~直接応募でキャリアを勝ち取る~

5.ITエンジニアの将来性を高めるためのポイント

ITエンジニアの将来性を高めるためのポイントは、以下の2つです。

  • 最新技術や上流工程のスキルを習得する
  • キャリアプランを明確に持つ

ポイントを把握・実践すれば、キャリアでの後悔を回避できるでしょう。

ポイント①最新技術や上流工程のスキルを習得する

将来性を高めるにはトレンドを押さえたり、難易度の高い作業ができたりすることが必須です。

例えば、AIやクラウドといった最新技術の分野は大きな注目を集めており、スキルや知識を習得しておけば需要を高められます。

また、要件定義や基本設計などの上流工程のスキルを身につけることも重要です。
上流工程は誰でもできる作業ではないため、市場価値を高められるとともに、収入アップも見込めます。

 

ポイント②キャリアプランを明確に持つ

場当たり的なキャリアプランだと、最新技術やトレンドから取り残されるおそれがあり、仕事がなくなる可能性があります。
将来の社会情勢を予測しながらキャリアプランを考え、自身に足りない経験やスキルを洗い出しましょう。

経験を積むのはもちろんですが、知識やスキルを証明できる専門的な資格や難易度の高い資格を取得するのもおすすめです。

転職を検討している方や面接を成功させたいと考える方は、以下の記事を参考にしてください。

※関連記事:エンジニア面接の裏側公開|ミスマッチが少ない面接とは

6.まとめ

DX推進などによりIT人材を必要とする企業が多く、ITエンジニアには将来性があると考えられます。
将来性がない要素として長時間労働などが挙げられますが、以前より格段に労働環境が改善されており、長期的に働くことも可能です。

需要が高い「AIエンジニア」や「クラウドエンジニア」を目指せば、さらに将来性を高められます。

また、最新技術や上流工程のスキルを習得したり、明確なキャリアプランを持ったりすると、需要の高いITエンジニアとして活躍できるでしょう。

 

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