コラム
2025.07.12
エンジニアの自社開発スキルを高めるための企業戦略とは
- エンジニアが自社開発で成功するために必要なスキル
- 自社開発エンジニアに求められる具体的な能力の考え方
- エンジニアの自社開発スキルを高めるための企業戦略
- 内製化を進める際に押さえるべきポイント
- 自社開発を成功に導く人材育成と外部活用の考え方
01 エンジニアが自社開発で成功するために必要な4つのスキル
エンジニアが自社開発で成功するために必要なスキルを4つ解説します。どのようなスキルを保有しているIT人材を確保すればよいのか知りたい方は、参考にしてください。
1.ITに関する高い知識やスキル
エンジニアが自社開発で成功するためには、ITに関する幅広い知識とスキルが必要です。自社開発ではエンジニアが中心となって業務を進める必要があり、プロジェクトによって必要なスキルは異なります。
自社開発で求められるITスキルは、以下の通りです。
- 開発の基本的なスキル
- 開発言語
- フレームワーク
- セキュリティ対策
- 最新のIT技術に関する知識
どのようなIT技術を利用すべきか自社内で判断しなければならないため、幅広く、かつ高い知識やスキルを持つ自社開発エンジニアの確保が重要です。
※関連記事:ITエンジニアのアウトソーシングが有効な企業とは?自社開発との比較もご紹介
2.ユーザーのニーズを捉える分析スキル
自社開発エンジニアはユーザーのニーズを正確に捉え、満足度の高いシステムを開発するための分析スキルが求められます。分析力がなければユーザーのニーズを満たしていない製品が完成されてしまい、プロジェクトが失敗する可能性もあるためです。
ただデータを分析するのではなく、ユーザーのニーズ調査をもとに情報を分析し、企画や設計などの上流工程からシステムに反映するスキルが必要になります。つまり、エンジニアが自社開発を成功させるには、情報収集力や論理的思考力を含めた分析スキルが重要です。
3.高いコミュニケーションスキル
自社開発エンジニアはチームメンバーだけでなく、ほかの部署やクライアントと接する機会があるため、円滑なコミュニケーションが必要です。コミュニケーションが不足すると、プロジェクトの遅延や失敗のリスクが生じます。
自社開発を成功させるには、課題や進捗状況を正確に共有するスキルが求められ、ITに関する知見のないメンバーにもわかるように伝えなければなりません。また、ニーズを分析するためには、ユーザーの声を聞き出すスキルも大切です。
4.迅速かつ柔軟な対応スキル
自社開発では、他社に遅れをとらないよう製品を素早くリリースする必要があります。IT技術は目覚ましい勢いで発達しているため、変化に対する柔軟な対応力が重要です。
また、プロジェクトが必ずしも予定通りに進むとは限りません。プロジェクトでトラブルがあった際、冷静かつ迅速に対応するスキルもエンジニアに求められます。自社開発を成功させるためには、プロジェクトをスムーズに進行するスピーディーな対応力のあるエンジニアの確保がポイントです。
02 エンジニアの自社開発スキルを高めるための企業戦略
エンジニアの自社開発スキルを高めるための企業戦略を3つ解説します。自社開発を成功できるよう、戦略をしっかり練りましょう。
内製化比率を高める
エンジニアの自社開発スキル向上には、外部委託を活用しながら内製化比率を高めていく方法が効果的です。
自社開発といってもすべてを内製化するにはコストや時間がかかることから、難しいと感じる企業も少なくありません。そのため、自社でプロダクトをコントロールできる人材と、開発力のある人材を確保することがポイントです。
自社でプロダクトをコントロールできる人材と開発力のある人材を内製化することで、以下の効果を得られます。
- スケジュール調整や仕様変更などに素早く対応できる
- 企業の競争優位性を確保できる
- 製品の開発を進めやすくなる
内製化する範囲を決め、必要な部分はITベンダーに依頼することもエンジニアが自社開発スキルを高める手段です。
※関連記事:システム内製化が失敗するのはなぜ?要因と成功させるコツを徹底解説
ステップを踏んで自社開発スキルを高める
自社開発スキルを高めるためには、ステップを踏んで成果につなげていくことが大切です。IT人材やリソースが不足している状態で自社開発を目指すと、成果を見出せない場合があります。
そのため、自社開発を成功させられるよう以下のステップで進めていきましょう。
- 学習によりスキルを取得する
- 専門的な知識や見識を持つ人材の支援を受けながら、身につけたスキルを実践する
- 得たスキルを活かして自社で業務を遂行する
支援を受けながら、自社開発できるよう段階的な計画を立てるのがスキルを高める戦略といえます。
IT人材を自社で育成する
社内研修やeラーニングなどのITスキル習得だけでなく、ビジネス成果につなげられるようiコンピテンシディクショナリ(iCD)を活用することが大切です。
iコンピテンシディクショナリ(iCD)とは、ITをビジネスに活用するにあたって必要な業務と能力を体系的にまとめたものをいいます。
iコンピテンシディクショナリ(iCD)でできることは、以下の通りです。
- 自社の業務を見える化し、現状を把握できる
- 自社社員に不足しているスキルや知識を見つけられる
- 人材育成に関する課題や問題の解決策を発見できる
iコンピテンシディクショナリ(iCD)により自社の成長に必要な業務やスキルが明確になるため、最適な人材育成や研修を実現可能です。
03 まとめ
エンジニアの自社開発スキルを高めるには、内製化へ向けたIT人材の育成が重要です。しかし、内製化にはコストや時間を必要とするため、現実的に難しいと感じる場合もあるでしょう。
自社開発を成功させるには、自社でプロダクトをコントロールできる人材と開発力のある人材を確保し、内製化率を高めていくことがポイントです。また、自社が不足している部分を補えるよう外部に委託するのも有効な手段といえます。
WEBEDGEが提供するエンジニア調達・常駐・派遣サービス「超伴走」は、上流工程から開発までを幅広くサポートできるデジタル人材サービスです。
技術やリソース提供のみではなく、伴走型で支援することにより技術やリソース、ナレッジに加え、社員育成にも寄与します。内製化へ向けてエンジニアの自社開発スキルを高めたい方は、ぜひお問い合わせください。
Question
よくあるご質問
Q
エンジニアの自社開発スキルは、個人の努力だけで高められますか?
A
個人の学習だけで高めるのは難しいケースが多いです。自社開発では、技術力だけでなく業務理解や意思決定の経験も求められるため、企業側の環境設計や役割付与が大きく影響します。WEBEDGEでは、エンジニア個人に任せきりにせず、スキルが発揮されやすい体制づくりを前提に支援しています。
Q
すべての開発を内製化しないと、自社開発スキルは身につきませんか?
A
すべてを内製化する必要はありません。重要なのは「どこを自社で判断・コントロールするか」を明確にすることです。設計や改善判断を内製化し、実装の一部を外部に委ねる形でも、自社開発スキルは十分に育ちます。WEBEDGEでは、無理のない内製化範囲の整理から伴走します。
Q
自社開発エンジニアの育成は、どこから手をつけるべきですか?
A
現状の業務とスキルの整理から始めるのが現実的です。必要なスキルが曖昧なまま育成を進めると、研修や学習が実務につながりにくくなります。WEBEDGEでは、業務構造と求められる役割を整理したうえで、育成施策を設計するアプローチを取っています。
Q
外部エンジニアを活用すると、社内にノウハウが残らないのではないですか?
A
設計次第で、ノウハウは社内に残せます。外部に任せきりにすると知見が属人化しやすい一方、社内メンバーが意思決定や設計に関わることで学習機会を作ることができます。WEBEDGEでは、成果物だけでなくプロセスや判断基準が社内に蓄積される形を重視しています。
Q
自社開発スキルを高める取り組みは、どのくらいの期間で成果が出ますか?
A
短期的な成果と中長期的な成果を分けて考える必要があります。技術理解や一部業務の内製化は比較的早く進められますが、安定して自走できる状態になるには段階的な取り組みが欠かせません。WEBEDGEでは、短期の成果と将来的な内製化を両立させる計画設計を支援しています。
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執筆:WEBEDGE DX編集部
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監修:友田 俊輔
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