コラム

2025.06.29

システム開発の外注比率や費用相場・プロジェクト管理のポイントを解説

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近年は、DX推進の一環としてシステム開発に取り組む企業が増えています。システム開発を進めるうえで、外注費用やプロジェクト管理の方法について不安を抱えている担当者も多いのではないでしょうか。

 

実際に、専門知識が不足していたり、リソースが限られていたりする場合など、システム開発を外注する企業も少なくありません。システム開発は適切に外注管理することで、プロジェクトを成功に導きやすくなります。

 

本記事では、システム開発の外注比率について、近年の動向を含めて解説します。システム開発を外注する費用相場やプロジェクト管理のポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • 近年のシステム開発における外注比率と内製化の動向
  • システム開発を外注する場合の費用相場の考え方
  • 外注と内製を判断する際のポイント
  • システム開発を外注したほうが良い具体的なケース
  • 外注開発を成功させるためのプロジェクト管理のポイント

01 システム開発の外注比率

システム開発は種類や規模によって幅が広く、外注比率がどのくらいかを一概に示すのは難しいといえるでしょう。

ここでは、システム開発における近年の動向を解説します。

 

近年は内製化の志向が上昇傾向

さまざまなクラウドサービスやパッケージソフトなどがリリースされ、近年はシステム開発の環境がますます整ってきています。
一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)の調査によると、システム開発の内製化を「増やす予定」としている企業の割合は、過去3年間で上昇傾向です。

調査年度

内製化を増やす予定の企業の割合

2021年度

22.6%

2022年度

25.7%

2023年度

30.0%

なお、売上高が大きい企業ほど、システム開発を内製化する志向が顕著に現れています。実際に、資金面が潤沢な企業ほど、内製化を実現するための環境を整えやすいといえるでしょう。

 

外注比率を上昇・減少させる主な要因

システム開発を内製化する志向が高まっている一方で、一部の企業は外注に切り替える動きもあります。一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)の調査データをもとに、外注比率を上昇・減少させる主な要因をまとめました。

外注比率を上昇させる要因

●社外専門技術者の活用
●開発規模の増加
●自社IT要員の不足
●自社IT要因をコア業務へ集中
●コスト削減

外注比率を減少させる要因

●社内へのノウハウの蓄積
●自社IT要因の多能工化
●アジャイル開発の促進
●コスト削減
●開発規模の減少

「コスト削減」は、どちらの要因にも挙げられています。そのため、外注か内製かだけではコストメリットにつながらないといえるでしょう。

参照:一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)|企業IT動向調査報告書2024ユーザー企業のIT投資・活用の最新動向(2023年度調査)(189-191p)

02 システム開発を外注する費用相場

システム開発を外注する費用相場は、技術者のスキルや開発規模によって変動することが一般的です。

システム開発の外注費用は、人件費が大半を占めます。たとえば、システムエンジニアとプログラマーが1か月間作業した場合の人件費は、100万円前後になるケースがほとんどです。

システム開発では、さまざまなリスクを想定してできるだけ余裕を持って予算を見積もっておくことが大切です。実際に、小規模のシステム開発なら300万円程度、大規模の開発なら1,000万円以上かかるケースも珍しくありません。

なお、システム開発費用は業者によって幅があるため、複数社の見積もりを比較・検討したうえで外注先を選びましょう。

03 システム開発を外注したほうが良いケース

システム開発を外注すべきかどうかは、企業のリソース状況やプロジェクトの規模などによって判断が異なります。一般的に、以下のようなケースでは、システム開発を外注したほうがよいでしょう。

  • 開発に必要な専門知識や技術が不足している場合
  • 費用対効果を重視する場合
  • リソースや時間が限られている場合

システム開発を外注すると、高品質の成果物が期待できるほか、社内のリソースを調整しやすいメリットがあります。また、専門性が高い人材に開発を任せられる安心感もあるでしょう。

特に、高度な技術が求められる場合や複雑なシステムの開発を行う際には、外注する方が費用対効果の高い選択肢だといえます。

04 システム開発を成功させる外注管理のポイント

システム開発を外注する際は、事前に契約内容を明確にしたり、プロジェクトの進捗状況を把握しやすい環境を整えたりすることが大切です。
以下で、システム開発を成功させる外注管理のポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

要件定義を徹底する

システム開発を外注する際は、要件定義を徹底し、プロジェクトの具体的な進め方を事前に決定しておくことが大切です。要件定義が不十分だと、開発が始まってから途中で機能を追加したり、手戻りが増えてしまったりすることでコストが増大するリスクがあります。

システム開発の目的がブレないよう、要件定義の段階で自社の課題に対する解決策を明確にしておきましょう。

 

契約内容を明確にする

システム開発を外注する際は、トラブルを回避するためにも、事前に契約内容をしっかりと確認することが大切です。以下をはじめとする重要な項目は、口頭での合意事項も含めて、すべてを書面に残しましょう。

  • 開発スケジュール
  • 開発範囲
  • 費用
  • 支払い条件
  • 修正回数
  • 守秘義務
  • 保守内容

また、追加費用や納期延長についても、可能な範囲で事前に取り決めておくと安心です。

 

各工程で進捗状況を確認する

システム開発を成功させるためには、各工程における進捗管理が不可欠です。以下の各工程で予定と実績を確認していくことで、スケジュールの遅延やトラブルによる影響を最小限に抑えられます。

  • 要件定義
  • 基本設計
  • 詳細設計
  • 開発
  • テスト
  • リリース
  • 保守運用

特に、システム開発を外注する場合は、双方でスケジュール表を共有し、プロジェクトの全体像を可視化しやすい体制を整えておくことが大切です。

05 まとめ

近年はシステム開発を内製化する比率が増えています。しかし、費用対効果を重視する場合や自社のリソースが限られている場合には、システム開発を外注するメリットが大きくなります。

また、システム開発を成功させるためには、事前に要件定義を徹底するほか、各工程で進捗状況を確認するなど、外注管理を徹底することが重要です。

WEBEDGEが提供する伴走型のデジタル人材サービス「超伴走」では、マネジメントスキルを高めながら、自社の課題を本質的に解決いたします。システム開発の上流工程から一貫したプロジェクト管理を実現したい方は、ぜひ気軽にご相談ください。

Question

よくあるご質問

Q

システム開発は内製と外注、どちらを選ぶべきなのでしょうか?

A

一概にどちらが正解とはいえず、自社の目的や体制によって判断することが大切です。スピードや専門性を重視する場合は外注が有効ですが、ノウハウを社内に蓄積したい場合は内製化が向いています。WEBEDGEでは、内製と外注を組み合わせた現実的な開発体制の構築を支援しています。

Q

システム開発の外注費用は、なぜ業者ごとに差が出るのですか?

A

開発体制やエンジニアのスキル、プロジェクト管理の範囲などが異なるためです。単純な人月単価だけでなく、要件定義や進捗管理をどこまで担ってくれるかによって費用は変動します。WEBEDGEでは、費用だけでなく成果や進め方を重視した開発体制をご提案しています。

Q

外注開発でトラブルが起きやすいのは、どのような場面ですか?

A

要件定義が曖昧なまま進めてしまった場合に起きやすい傾向があります。認識のズレが積み重なることで、追加費用や納期遅延につながるケースも少なくありません。WEBEDGEでは、上流工程から伴走することで、こうしたリスクを未然に防ぐ体制づくりを重視しています。

Q

外注先に任せきりでも、プロジェクトは問題なく進みますか?

A

完全に任せきりにするのはおすすめできません。外注であっても、発注側が進捗や判断に関与することで、品質やスピードが安定します。WEBEDGEでは、発注側の負担を抑えつつ、必要な意思決定にはしっかり関われるプロジェクト管理を支援しています。

Q

将来的に内製化を目指す場合でも、外注は有効ですか?

A

将来を見据えた外注であれば、有効な手段といえます。開発を通じて知見を社内に残せる体制を整えることで、段階的に内製化へ移行することが可能です。WEBEDGEでは、短期的な開発成果と中長期的な内製化の両立を意識した支援を行っています。

この記事を書いたライター
  • 執筆:WEBEDGE DX編集部

    WEBEDGEは、DX推進・システム開発・AI活用支援の領域で企業のデジタル課題を解決するシステムインテグレーターです。
    現場やお客様との対話で得られた知見をもとに、DX・AI・デジタル・ビジネス等に役立つ情報を発信しています。

  • 監修:友田 俊輔

    WEBEDGE代表・DX内製化/事業プロセス設計の実務家

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