コラム

2026.01.23

DX戦略を設計するDX推進・支援に強い東京のDX支援企業・コンサル企業10選|選び方や比較ポイントを解説

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企業のDX推進において、明確な戦略設計がないまま個別の施策を積み重ねてしまい、十分な成果につながらないケースは少なくありません。目的や優先順位が整理されないままシステム導入を進めると、業務や組織に定着せず、投資対効果が見えにくくなることもあります。

 

本記事では、DX戦略の立案・設計に強みを持つ東京のDX支援企業・コンサルティング企業10社を、支援スタイルや得意領域の違いに着目して整理・比較します。総合コンサル、SIer系、独立系、業界特化型といったタイプ別の特徴を理解しながら、自社の状況やDXの成熟度に合ったパートナーを選ぶための判断材料を提供します。

この記事でわかること
  • DX戦略コンサル/DX支援企業が担う役割と、IT導入支援との違い
  • DX戦略を外部パートナーと進めるべき理由と、失敗しやすい構造
  • 東京でDX戦略に強いDX支援企業・コンサル企業10社の特徴と支援スタイル
  • 総合コンサル・SIer系・独立系DX支援企業など、タイプ別の違いと向き不向き
  • 戦略だけで終わらせず、実装・内製化までつなげるための判断基準
  • DX戦略策定を成功させるために押さえるべき実践ポイント

01 DX戦略コンサルとは?企業変革を成功に導く役割

DX戦略コンサルは、単なるIT導入の支援ではなく、企業がどのように変わるべきかを構造的に整理し、その実行までの道筋を描く役割を担います。

ここでは、DX戦略コンサルが担う領域と、なぜ外部パートナーが選ばれるのかを整理します。

DX戦略とIT導入支援の違い

DX戦略は、企業のビジネスモデルや競争優位性を、デジタルを前提にどう再設計するかを考える取り組みです。一方で、IT導入支援は、すでに決まっている目的に対して「どのシステムを選ぶか」「どう導入するか」を支援する役割を担います。

たとえば、

  • IT導入支援: 「どのCRMを導入するか」「既存システムをどう置き換えるか
  • DX戦略: 「なぜデータを活用するのか」「どの業務から変革すべきか」「3〜5年後に、事業や組織をどう変えていきたいのか」

といったように、DX戦略はより上流の意思決定を扱う点が大きな違いです。
IT導入はDX戦略を実行するための手段の一つであり、戦略そのものではありません。

なぜDX戦略は外部コンサルが必要なのか

DX戦略を社内だけで検討する場合、どうしても既存事業や現在の組織構造を前提とした発想に寄りやすくなります。これは悪いことではありませんが、変革を前提とするDXにおいては、視野が狭くなる要因にもなり得ます。

外部のDX戦略コンサルは、

  • 他社事例や業界横断的な知見
  • 技術トレンドと実務への落とし込み経験
  • 社内の利害関係から距離を置いた第三者視点

といった要素を持ち込み、課題を構造的に整理し直す役割を果たします。
また、経営層と現場の間に立ち、戦略と実行のズレを調整する存在として機能するケースも少なくありません。

戦略が整理されないDXが行き詰まりやすい理由

DXの目的や優先順位が整理されないまま進めると、施策が部門ごとの個別最適にとどまりやすくなります。
結果として、

  • AIやツールを導入したものの、活用されない
  • システムは完成したが、業務プロセスが変わらない
  • ツールが乱立し、かえって運用が複雑になる

といった状況が生まれることがあります。

DX戦略は、こうした事態を防ぐために「何のためにDXを進めるのか」「どこから着手すべきか」「何を優先するのか」**を整理する指針となります。戦略があることで、個別施策を全社の方向性と結びつけながら進めることが可能になります。

02 DX戦略コンサルが提供する支援内容

DX戦略コンサルは、戦略立案だけを行う存在ではありません。

企業の現状整理から将来像の設計、実行に向けた体制づくりまで、DXを前に進めるために必要な要素を段階的に整理・設計する役割を担います。ここでは、一般的に提供される主な支援内容を紹介します。

現状分析(As-Is分析/課題抽出)

DX戦略の起点となるのが、現在の状態を正しく把握することです。
業務フロー、既存システム、組織体制、意思決定プロセスなどを整理し、どこに非効率やボトルネックがあるのかを明らかにします。

加えて、競合企業や業界動向との比較、デジタル成熟度の簡易診断を行うことで、自社がどのレベルにあり、どこから着手すべきかを可視化します。
経営層・現場双方へのヒアリングを通じて、表に出にくい課題や部門間の認識ギャップを整理することも重要なプロセスです。

DXロードマップ策定と投資計画立案

現状と目指す姿のギャップを踏まえ、DXを段階的に進めるためのロードマップを設計します。
多くの場合、3〜5年程度の中期視点で

  • どの施策をどの順序で進めるか
  • 各フェーズで必要な投資額とリソース
  • 期待される効果やKPI

を整理します。

短期的な業務効率化と、中長期的な事業変革の両立を意識しながら、経営判断に耐えうる現実的な計画に落とし込む点が特徴です。経営層向けの説明資料作成や、社内合意形成・予算検討を支援するケースも多く見られます。

データ活用・AI活用戦略の設計

DX戦略の中核となるのが、データをどのように活用するかという視点です。
単にデータを集めるのではなく

  • どの業務・意思決定にデータを使うのか
  • どのデータを優先的に整備すべきか
  • AIや分析技術をどこに適用すべきか

を整理します。

具体的には、データ基盤の全体構想、分析体制の設計、データガバナンスの考え方などを含めて検討します。技術選定だけでなく、組織としてデータを活用し続けられる状態をどう作るかまで踏み込む点が、戦略フェーズの重要な役割です。

組織設計・ガバナンス・内製化支援

DXを継続的に進めるためには、組織や意思決定の仕組みも見直す必要があります。
DX推進組織の役割設計、権限と責任の整理、部門間の連携ルールなどを整えることで、施策が止まらない体制を作ります。

また、外部パートナーに依存しすぎないための内製化方針を含め、

  • 人材育成の方向性
  • 評価制度や役割定義の見直し
  • 外部パートナーとの適切な役割分担

といった観点から、DXが社内に定着するための土台づくりを支援します。

 

03 DX戦略コンサル・DX支援企業のタイプ別比較

DX戦略の策定を外部に相談する場合、支援会社のタイプによってアプローチや得意領域は大きく異なります。
一口に「DX戦略コンサル」と言っても、純粋な戦略設計を強みとするコンサル会社もあれば、実装や運用まで見据えたDX支援企業システム構築を前提としたSIer系など、その立ち位置はさまざまです。

ここでは、DX戦略を支援する企業を大きく4つのタイプに分け、それぞれの特徴と向き不向きを整理します。

総合コンサル(デロイト・アクセンチュア・NRI)

経営戦略の一環としてDXを位置づけ、全社視点での変革構想を設計する点が特徴です。
グローバルなベストプラクティスや幅広い業界知見をもとに、経営層向けのDXビジョンや中長期戦略を描くことに強みがあります。

一方で、戦略設計が主軸となるため、実装フェーズは別のSIerや支援会社に引き継がれるケースも少なくありません。
費用は高額になりやすく、数百万円〜億単位のプロジェクトが中心となるため、主に大企業向けの選択肢です。

SIer系DX支援・コンサル(⽇立・NEC・NTTデータなど)

戦略立案からシステム構築・運用までを一貫して支援できる点が強みです。グループ内のITリソースを活用し、基幹システム刷新や大規模な業務システム再構築を前提としたDX戦略に適しています。

技術的な実現可能性を踏まえた現実的な提案ができる一方で、自社グループのソリューションを前提とした設計になりやすい点には注意が必要です。中立的な立場での戦略設計を求める場合は、提案範囲や選択肢の幅を事前に確認するとよいでしょう。

独立系DX戦略コンサル・DX支援企業(WEBEDGEなど)

戦略と実装を切り離さず、伴走型でDXを進める支援スタイルが特徴です。特定のITベンダーに属さないため、ツールや技術選定において比較的中立性を保ちやすく、企業の状況に合わせた柔軟な提案が可能です。

戦略設計だけでなく、PoCや小規模な実装、内製化支援まで一貫して関与するケースも多く、「描いた戦略をどう実行に落とすか」まで含めて相談したい企業に向いています。中堅~大手企業や、段階的にDXを進めたい企業に選ばれやすいタイプです。

業界特化型コンサル(製造・金融・小売など)

特定の業界に特化し、その業界特有の業務プロセスや規制、商習慣を深く理解している点が強みです。同業他社の事例や業界内の成功パターンを踏まえた、実効性の高いDX戦略を提案できます。

一方で、対応できる業界が限定されるため、汎用的なDX戦略や、異業種の先進事例を横断的に取り入れたい場合には向かないケースもあります。自社の業界特性がDXの成否を大きく左右する場合、有力な選択肢となります。

 

04 東京でDX戦略に強いDX支援企業・コンサル企業10選

1. 株式会社WEBEDGE|構造設計×伴走型で実装まで支援

WEBEDGEは、DX戦略の設計から実装、内製化までを一貫して支援する構造パートナー型のDX支援企業です。戦略立案にとどまらず、「どう実行し、どう社内に定着させるか」までを含めた設計を重視している点が特徴です。

大規模なシステム開発ありきや理想論に偏ることなく、既存ツールや現行業務を活かした現実的なDX戦略を設計します。初期はスモールに始めつつも、全社展開や中長期の高度化まで見据えた構造設計を行い、段階的にDXのスケールアップが可能な戦略を構築します。

週次レビューを通じた密な伴走により、戦略と実行の乖離を防ぎ、属人化しないDX推進体制の構築を支援します。

主な特徴:

  • 戦略・構造設計・実装を分断しない一貫支援
  • 実行フェーズまで踏み込む伴走型スタイル
  • プロセス標準化によるDXの再現性確保

費用感:月額百万円〜数百万円規模(スコープ・体制により変動)

向いている企業: 

  • 戦略だけでなく実行まで含めてDXを進めたい企業
  • 社内にDXを“残す”ことを重視したい企業
  • 内製化・自走を見据えたDX戦略を検討している企業

公式サイト:https://webedge.jp/

 

2. デロイト トーマツ コンサルティング|経営視点で全社DX戦略を設計

デロイト トーマツ コンサルティングは、DXを経営戦略の中核に位置づけ、全社視点でのDX構想・ロードマップ設計を得意とするコンサルティングファームです。
事業戦略・組織・ガバナンスまで含めた設計力に強みがあり、経営層と同じ目線でDXの方向性を整理できます。

グローバルおよび業界横断の知見を活かした戦略提案が特徴で、主に構想・戦略フェーズを重視した支援が中心となります。

主な特徴:

  • 経営戦略と連動した全社DX構想の設計
  • グローバル・業界横断の知見を活用
  • 経営層向けのファシリテーション力

費用感:数百万円〜億単位(プロジェクト内容により変動)

向いている企業:

  • DXを経営課題として全社レベルで整理したい大企業
  • 中長期のDX構想やロードマップを明確にしたい企業
  • 経営層主導でDXの方向性を定めたい企業

URL:https://www.deloitte.com/jp/ja.html

 

3. アクセンチュア|グローバル視点とAI活用を軸にしたDX戦略

アクセンチュアは、グローバル規模でのDX戦略立案と、AI・データ活用を組み合わせた変革支援に強みを持つコンサルティングファームです。最新のテクノロジートレンドを前提に、戦略設計から実行までを包括的に支援できる点が特徴です。

特に、データ活用やAIを前提とした業務・事業変革を検討する企業にとって、有力な選択肢となります。

主な特徴:

  • グローバルスタンダードに基づくDX戦略設計
  • AI・データ活用を前提とした変革構想
  • 戦略から実装までを見据えた支援体制

費用感: 数百万円〜億単位(プロジェクト内容により変動)

向いている企業: 

  • グローバル展開や海外拠点を含むDX戦略を検討している企業
  • AI・データ活用を中核に据えたDXを進めたい大企業
  • 大規模かつ先進的なDX変革を一気に推進したい企業

URL:https://www.accenture.com/jp-ja

 

4. 野村総合研究所(NRI)|経営変革を前提にしたDX戦略設計

野村総合研究所(NRI)は、金融・流通を中心に、経営変革を伴うDX戦略の立案に強みを持つコンサルティングファームです。長年にわたり蓄積してきた業界別の知見とデータ分析力を活かし、実行を見据えた現実的な戦略設計を行います。

特に、DXを単なるIT施策ではなく、経営や事業構造の変革として捉えたい企業に適しています。

主な特徴:

  • 業界別の知見に基づくDX戦略設計
  • 経営視点での組織・事業変革支援
  • データドリブン経営の構想・設計力

費用感:数千万円〜億単位(プロジェクト内容により変動)

向いている企業: 

  • 金融・流通など、業界特性を踏まえたDX戦略を求める企業
  • 経営改革とDXを一体で進めたい大企業
  • データ活用を軸に中長期の競争力強化を図りたい企業

URL:https://www.nri.com/jp/index.html

 

5. 株式会社 日立コンサルティング|戦略から実装まで見据えた大規模DX支援

日立コンサルティングは、日立グループの技術基盤と実装力を背景に、DX戦略の立案からシステム実装までを一気通貫で支援できる点が特徴です。特に、生成AIやデータ分析などの先端技術を、既存の業務・基幹システムとどう結びつけるかといった「実行前提の戦略設計」に強みがあります。

構想だけで終わらせず、大規模環境での実装・運用まで見据えたDX戦略を求める企業に向いています。

主な特徴:

  • DX戦略とIT実装を一体で設計・推進
  • 生成AI・データ活用を含む先端技術戦略
  • 日立グループの基盤・ソリューション連携

費用感: 数百万円〜億単位(スコープ・体制により変動)

向いている企業: 

  • DX戦略と大規模システム実装を分断せず進めたい企業
  • 基幹システムや業務基盤を含めた全社DXを検討している企業
  • 先端技術を既存事業に組み込んで活用したい大企業

URL:https://www.hitachiconsulting.co.jp/

 

6. NECソリューションイノベータ株式会社|AI・セキュリティを軸にした実行前提のDX戦略設計

NECソリューションイノベータは、NECグループの技術力を背景に、AI活用・セキュリティ・IT基盤設計を重視したDX戦略支援に強みを持つ企業です。構想レベルにとどまらず、実際のシステム構成や運用を見据えた「技術的に成立する戦略」を設計できる点が特徴です。

特に、製造業や官公庁など、信頼性・安全性・安定運用が前提となる領域でのDX戦略に適しています。

主な特徴:

  • AI活用・セキュリティを重視したDX戦略設計
  • 技術実現性を踏まえた現実的な構想策定
  • 製造業・官公庁分野での豊富な実績

費用感: 数百万円〜数千万円規模

向いている企業: 

  • AI活用をDX戦略の中核に据えたい企業
  • セキュリティやガバナンスを重視する業界・企業
  • 技術面の実行可能性を重視してDX戦略を設計したい企業

URL:https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/

 

7. NTTデータ|戦略から大規模開発まで一貫対応できる総合DXパートナー

NTTデータは、国内最大級のSIerとして、DX戦略の策定から基幹システム刷新・大規模開発までをワンストップで担える実行力が強みです。特に、止められない業務を前提としたDXにおいて、要件定義・移行・運用まで含めた現実的な戦略設計に定評があります。

金融・官公庁・製造業など、高い信頼性や可用性が求められる領域での実績が豊富で、長期・大規模プロジェクトを前提としたDX戦略に適しています。

主な特徴:

  • 大規模DX・基幹システム刷新の豊富な実績
  • 戦略立案から開発・運用までの一貫対応
  • 業界別ソリューションとプロジェクト管理力

費用感:数千万円〜億単位(スコープ・体制により変動)

向いている企業:

  • 基幹システム刷新を伴うDX戦略を検討している企業
  • 高い安定性・信頼性が求められる業務を担う企業
  • 長期・大規模プロジェクトを前提にDXを推進したい企業

URL:https://www.nttdata.com/jp/ja/

 

8. 株式会社電通デジタル|顧客体験を軸にしたマーケティングDX戦略に強み

電通デジタルは、電通グループが培ってきたマーケティング・広告領域の知見を起点に、顧客体験(CX)を中心としたDX戦略を設計できる点が大きな特徴です。単なるIT戦略ではなく、「顧客との接点をどう再設計するか」「データをどう活かして売上やLTVにつなげるか」といった、事業成果に直結するDXを重視しています。

データ基盤構築、CDP活用、マーケティングオートメーション導入などにも強く、戦略と施策を一体で設計できる支援スタイルが評価されています。

主な特徴:

  • 顧客体験(CX)を起点としたマーケティングDX戦略
  • 顧客データ活用・分析基盤の設計力
  • 広告・プロモーションと連動したDX施策提案

費用感: 数百万円〜数千万円規模(スコープ・体制により変動)

向いている企業: 

  • マーケティングや顧客接点を中心にDX戦略を進めたい企業
  • BtoC/D2Cビジネスでデータ活用を強化したい企業
  • 広告・CRM・デジタル施策を統合して再設計したい企業

URL:https://www.dentsudigital.co.jp/

 

9. TIS株式会社|業務改革+システム戦略に実績多数

TISは独立系SIerとして、業務改革とIT戦略を切り分けずに設計・実行するDX支援に強みを持つ企業です。特定ベンダーに依存しない立場から、現行業務や既存システムを踏まえた実現性重視のDX戦略を提案できる点が特徴です。

中堅企業を中心に、基幹系・業務系システムの刷新やクラウド活用、業務プロセス改善を段階的に進めるプロジェクト実績が豊富で、大規模すぎないが本格的なDXを求める企業と相性が良い支援スタイルです。

主な特徴:

  • 業務改革とIT戦略を一体で設計・実行
  • マルチベンダー対応による中立的な技術選定
  • 中堅企業向けDXプロジェクトの豊富な実績

費用感: 数百万円〜数千万円規模(スコープ・体制により変動)

向いている企業: 向いている企業:

  • 中堅規模で、業務改革とIT戦略を同時に進めたい企業
  • 特定ベンダーに依存せず、現実的なDX戦略を描きたい企業
  • 段階的なシステム刷新やクラウド移行を検討している企業

URL:https://www.tis.co.jp/

 

10. フューチャー株式会社|ビジネス戦略とテクノロジーを融合した支援

フューチャーは、独立系ITコンサルティングファームとして、ビジネス戦略とシステムアーキテクチャを一体で設計するDX支援に強みを持つ企業です。単なる構想整理にとどまらず、技術的に「実現できる」戦略を描くことを重視したアプローチが特徴です。

特に、基幹システムや業務システムを含めた全体構造を整理し、将来の拡張性や運用まで見据えたアーキテクチャ設計力に定評があります。アジャイル開発やモダンな開発手法にも精通しており、戦略と実装の分断を避けたい企業に向いた支援スタイルです。

主な特徴:

  • ビジネス戦略とITアーキテクチャを統合したDX設計
  • 技術的実現性を重視した構造設計力
  • アジャイル開発・モダン開発手法への対応

費用感: 数百万円〜数千万円規模(スコープ・体制により変動)

向いている企業:

  • 技術的な難易度が高いDX戦略を検討している企業
  • 基幹システムを含めた全体構造からDXを再設計したい企業
  • 戦略と実装を一体で考えられるITコンサルを求めている企業

URL:https://www.future.co.jp/

 

企業名

タイプ

得意領域

費用感の目安

WEBEDGE

独立系DX支援

構造設計・伴走型

月額百万〜数百万円

デロイト

総合コンサル

経営視点DX戦略

数百万〜億単位

アクセンチュア

総合コンサル

グローバル・AI

数百万〜億単位

NRI

総合コンサル

経営変革・業界別

数千万〜億単位

日立

SIer系

戦略〜実装一貫

数百万〜億単位

NEC

SIer系

AI・セキュリティ

数百万〜数千万円

NTTデータ

SIer系

大規模開発

数千万〜億単位

電通デジタル

業界特化

マーケティングDX

数百万〜数千万円

TIS

SIer系

業務改革・中堅

数百万〜数千万円

フューチャー

独立系

ビジネス×Tech

数百万〜数千万円

※費用はあくまで一般的な目安であり、プロジェクト内容により大きく変動します
※本比較内容は筆者によるリサーチと公開情報をもとにまとめています。支援内容や料金体系は変更される場合がありますので、最新情報は各社へ直接お問い合わせください。

05 DX戦略コンサルを選ぶときの5つの判断基準

パートナー選定時の重要な判断軸を整理します。

業界理解と課題への深い洞察力

同業界での実績と深い理解があるかが重要です。業界特有の規制、商習慣、競争環境を理解していないと、的外れな戦略になります。公開されている事例や、提案時の質問内容から、業界理解の深さを見極めましょう。

経営視点の戦略策定スキル

DX戦略は、経営戦略の一部として機能する必要があります。IT視点だけでなく、財務、組織、マーケティングなど、経営全般を俯瞰して戦略を設計できるかを確認しましょう。経営層との対話実績や、事業計画への組み込み支援ができるかがポイントです。

実装フェーズの伴走能力の有無

戦略だけ描いて終わりでは、絵に描いた餅になりがちです。実装フェーズでの支援体制、技術パートナーとの連携、プロジェクトマネジメント能力があるかを確認しましょう。戦略と実装が分断されると、戦略の意図が実装に反映されないリスクがあります。

再現性のある”構造設計力”があるか

優秀なコンサルタント個人の能力に依存するのではなく、誰が見ても理解できる構造を設計できるかが重要です。ドキュメント化、プロセスの標準化、判断基準の明確化など、属人化を防ぐ仕組みを提供できるかを確認しましょう。

中長期の内製化・人材育成支援が可能か

外部依存から脱却し、社内でDXを継続できる体制構築を支援できるかも重要です。ナレッジ移譲、人材育成プログラム、運用マニュアル整備など、戦略実行後も自社で改善を続けられる仕組みを提供できるかを確認しましょう。

06 成功企業に学ぶDX戦略の実例

実際の事例をもとに、DX戦略がどのように成果につながったのか、その考え方を見ていきましょう。

全社DXロードマップを策定し事業成長に繋がった事例

ある企業では、3年間のDXロードマップを策定し、段階的に施策を実行していきました。
第1年度は業務プロセスのデジタル化による効率化、第2年度はデータ基盤の整備、第3年度はデータ活用を前提とした新規事業の検討へと進める構成です。

短期的な業務改善と、中長期の事業変革を同時に見据えた設計としたことで、各フェーズごとに成果を確認しながら推進できた点が、戦略面での重要なポイントでした。

製造業でAI活用戦略を策定した事例

製造業のある企業では、全社一斉のAI導入を避け、まず品質検査工程を対象にAI活用の戦略を策定しました。小規模なPOC(概念実証)から着手し、効果が見込めることを確認した上で、対象工程を段階的に拡大しています。

結果として、検査作業の効率化や人的負担の軽減が進み、工数削減につながったとされています。戦略段階で「どこから試すか」「どう展開するか」を明確にしていたことが、スムーズな実行につながった事例です。

小売・サービス業で顧客データ活用基盤を構築した事例

小売・サービス業の企業では、顧客データ活用をDX戦略の中核に位置づけ、分散していたデータの統合から着手しました。あわせて、データの管理ルールや活用方針、組織体制も戦略段階で設計しています。

その結果、マーケティング施策の精度向上や、データに基づく意思決定が進み、データ活用が現場に定着していったとされています。技術導入と同時に、ガバナンスや運用体制を設計した点が特徴的な事例です。

 

07 DX戦略策定を失敗しないための注意点

DX戦略の策定では、よくある失敗パターンを事前に理解しておくことで、無駄な投資や手戻りを防ぐことができます。ここでは、DX推進の現場で特に起こりやすいポイントと、その考え方を整理します。

現場との乖離を防ぐためには「共創型の設計」が重要

経営層だけで描かれたDX戦略は、現場との温度差が生まれやすく、実行段階で停滞するケースが少なくありません。戦略策定の段階から現場を巻き込み、業務の実態や課題感を反映させることで、実行可能性の高い戦略になります。

たとえば、ワークショップ形式での課題整理や現場ヒアリング、パイロット部門との協働などを通じて、「現場が納得できる戦略」を設計することが、DXを前に進めるうえで重要なポイントです。

戦略で終わらせず「実行の構造」まで設計する

DX戦略が失敗する理由の多くは、戦略自体ではなく「どう実行するか」が曖昧なまま進んでしまうことにあります。誰が、どの役割で、どのタイミングまでに何を行うのか。意思決定の流れや予算配分、KPIの設定まで含めて設計しておくことで、戦略は初めて現場で機能します。

戦略と実装を分断せず、実行フェーズまで見据えた構造を描けるかどうかが、DXの成否を分ける重要な視点です。

小さく始めるスモールスタート型戦略

DXを一気に全社へ展開しようとすると、リスクや負荷が大きくなり、途中で止まってしまうケースもあります。まずは影響範囲を限定したパイロット部門で検証し、効果や課題を確認しながら段階的に広げていくアプローチが現実的です。

小さな成功を積み重ね、再現性のある形で展開していくことで、DXは組織に定着しやすくなります。

08 まとめ|DX戦略は"設計"と"実装"をセットで考えるべき

DX戦略の策定において、最も重要なのは戦略だけで終わらせず、実装までの道筋を明確にすることです。

経営目線と現場理解を両立するDX支援企業・コンサル企業を選ぶ

DX戦略を成功させるためには、経営視点での戦略性と、現場の実態を踏まえた実行力の両立が欠かせません。どちらか一方に偏ると、戦略が机上の空論になったり、部分最適にとどまったりするリスクがあります。

DX支援企業・コンサル企業には、それぞれ得意とする立ち位置があります。経営戦略の整理や全社構想に強いタイプ、実装やシステム構築まで見据えたタイプ、柔軟に伴走しながら進めるタイプ、特定業界に深く入り込めるタイプなど、支援スタイルはさまざまです。

重要なのは、「どのタイプが優れているか」ではなく、「自社のDXフェーズや課題に合っているか」という視点で選ぶことです。全社構想を描く段階なのか、実行フェーズで手が足りないのか、あるいは戦略と実装の間を埋める役割が必要なのか。自社の状況を整理したうえで、最適なパートナー像を描くことが、DX成功への近道となります。

DXは単発のプロジェクトではなく、継続的な取り組みです。戦略を描くだけで終わらせず、実行し、改善し、組織に定着させていく。そのプロセスをともに進められるパートナーを選ぶことが、結果としてDXの成果を大きく左右します。

自社内にDXを定着させる伴走型パートナーが鍵

一方で、戦略立案から実装、内製化まで一貫して伴走し、社内にDXが残る状態を目指す場合、構造パートナー型の支援を提供するWEBEDGEの「DX内製化支援サービス」のようなアプローチも選択肢の一つです。

重要なのは、自社の状況、目指すゴール、予算、組織の成熟度などを総合的に判断し、最適なパートナーを選ぶことです。複数社と面談し、戦略に対する考え方や支援方針を確認してから決定することをお勧めします。

DX戦略の成功は、適切なパートナー選択と、戦略と実装を分断しない一貫したアプローチで実現されます。本記事の情報が、皆様の戦略策定の一助となれば幸いです。

Question

よくあるご質問

Q

DX戦略コンサルとIT導入支援は何が違いますか?

A

DX戦略コンサルは、システム選定そのものではなく、「何のためにDXを進めるのか」「どの領域から変革すべきか」「中長期でどのような姿を目指すのか」といった経営視点の設計を行います。一方、IT導入支援は、決まった方針に沿ってツールやシステムを導入する役割が中心です。

Q

DX戦略は社内だけで策定することは可能ですか?

A

可能ではありますが、既存事業の延長線上の発想にとどまりやすく、全社最適にならないケースも多く見られます。外部のDX支援企業やコンサルを活用することで、第三者視点での課題整理や、他社事例を踏まえた現実的な戦略設計が可能になります。

Q

DX戦略コンサルは大企業向けのサービスですか?

A

必ずしも大企業向けに限られません。全社規模のDX構想を支援する企業もあれば、段階的に進める中堅企業向けの支援を得意とする企業もあります。自社の規模やDXフェーズに合った支援スタイルを選ぶことが重要です。

Q

DX戦略コンサルを選ぶ際に重視すべきポイントは何ですか?

A

業界理解の深さ、経営視点での戦略設計力、実装フェーズへの関与度、属人化を防ぐ構造設計力、内製化・人材育成まで見据えているか、の5点が重要な判断軸になります。戦略だけで終わらない支援ができるかを必ず確認しましょう。

Q

DX戦略はどのくらいの期間で成果が出ますか?

A

DXは短期で完結するものではありませんが、戦略設計を適切に行えば、早い段階で業務改善などの成果が見え始めるケースもあります。中長期的な変革を見据えつつ、スモールスタートで効果検証を重ねる進め方が現実的です。

この記事を書いたライター
  • 執筆:WEBEDGE DX編集部

    WEBEDGEは、DX推進・システム開発・AI活用支援の領域で企業のデジタル課題を解決するシステムインテグレーターです。
    現場やお客様との対話で得られた知見をもとに、DX・AI・デジタル・ビジネス等に役立つ情報を発信しています。

  • 監修:友田 俊輔

    WEBEDGE代表・DX内製化/事業プロセス設計の実務家

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