コラム

2025.12.24

大企業が選ぶべきDX支援ベンダー比較表|オススメ企業やSIer/コンサル/構造パートナーの違いを徹底解説

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DX推進において、どのベンダーに依頼するかが成果を大きく左右します。しかし、「コンサル、SIer、ツールベンダー、どれを選ぶべきか」「費用対効果が見えない」「自社に合ったパートナーがわからない」といった悩みを抱える企業は少なくありません。本記事では、DXベンダーのタイプ別特徴を比較表で整理し、大企業が選ぶべき最適なパートナーを解説します。

この記事でわかること
  • DX支援ベンダーの役割と、大企業における重要性
  • コンサル/SIer/ツールベンダー/構造パートナーの違い
  • DX支援ベンダータイプ別の強み・費用感・向いている企業像
  • 大企業がDXベンダー選定で失敗しやすいポイントと回避策
  • 内製化・再現性を重視したDXパートナー選びの考え方

01 DX支援ベンダーとは?その役割と重要性

DX支援ベンダーとは、企業のデジタルトランスフォーメーションを進めるにあたり、戦略設計からシステム開発、運用・改善までを支援する外部パートナーを指します。ただし重要なのは、「DXを外部に任せること」ではなく、どのような役割を担うベンダーを、どのフェーズで活用するかという視点です。

DXは単なるIT導入ではなく、業務構造や組織のあり方そのものを見直す取り組みであるため、ベンダーの関わり方次第で成果が大きく変わります。

DXベンダーが担う3つの主要領域(戦略・開発・運用)

DX支援ベンダーの役割は、大きく以下の3領域に分けられます。

1つ目は戦略領域です。経営課題や業務上のボトルネックを整理し、DXの目的や優先順位を定義します。
2つ目は開発領域です。業務要件に基づき、システムの設計・開発・実装を行います。
3つ目は運用領域です。導入後の改善、保守、活用定着、ナレッジ移転などを継続的に支援します。

ベンダーごとに得意とする領域は異なるため、自社がどのフェーズで支援を必要としているのかを見極めることが重要です。

DX推進において「ベンダー選び」が重要になる背景

多くの企業がDX推進の過程でベンダー選定に悩む背景には、社内リソースや経験だけでは対応しきれない現実があります。DX人材が限られている、最新技術や成功事例を継続的に把握するのが難しい、全社横断で業務構造を設計するノウハウが不足している、といった課題です。

特に事業規模が大きい企業では、部門・業務領域ごとに業務フローが複雑化しており、DXを部分最適ではなく全体最適で進めるために、外部の知見を参考にするケースも少なくありません。

ただし、重要なのは外部に依存することではなく、どのような関係性でベンダーと関わるかです。

ベンダー選びがDXの成果を左右する構造的な理由

DXの失敗事例の多くは、「誰に何を任せたか」が曖昧なままプロジェクトを進めてしまうことに起因します。
たとえば、戦略策定だけで実装や運用に関与しないコンサル、システムを作って納品して終わるSIer、ツール導入ありきで業務改善まで踏み込まないベンダーなどです。

こうしたミスマッチが起きると、高額な投資をしても社内にノウハウが残らず、DXが一過性の施策で終わってしまいます。
そのため、自社のDXの目的やフェーズに合ったベンダータイプを選ぶこと自体が、DX成功の重要な要素となります。

02 DXベンダーのタイプ別特徴を比較

DXベンダーは大きく4つのタイプに分類できます。それぞれの特徴を理解し、自社に合ったタイプを見極めましょう。

コンサルティング型:DX戦略設計と課題抽出に強い

経営戦略と紐づいたDX構想の策定や、全社視点での課題整理に強みを持つタイプです。たとえば、デロイトトーマツコンサルティングやアクセンチュアなどの総合コンサルティング会社が該当します。

強みは、経営層レイヤーからの合意形成力や、業界横断の知見を踏まえた戦略設計力にあります。一方で、実装や運用フェーズはSIerや別ベンダーと役割分担するケースが多く、プロジェクト全体では一定のコストがかかる傾向があります。

そのため、DXの方向性整理や全体構想の策定フェーズでは有効ですが、戦略から実装・定着までを一気通貫で進めたい場合は、実行や内製化支援に強いパートナーとの組み合わせが検討されることもあります。

SIer型:システム開発・実装フェーズに強み

大規模なシステム開発や基幹システムの構築・刷新を得意とするタイプです。NTTデータや富士通などの大手SIerが代表例として挙げられます。

強みは、高い技術力と大規模案件を安定して遂行できる体制にあります。要件が明確なシステム開発や、長期運用を前提とした基幹システムの構築では、信頼性の高い選択肢といえるでしょう。

一方で、DX全体の構想設計や業務変革の方向性整理については、別途コンサルティング会社と役割分担するケースも多く見られます。また、プロジェクト規模が大きくなるほど変更管理や調整に時間を要し、柔軟な改善が難しくなる場合もあります。費用面も、大規模・長期プロジェクトでは月額数百万円規模となることが一般的です。

そのため、基幹システム刷新や大規模実装を目的としたDXには適していますが、試行錯誤を重ねながら進めるフェーズや内製化を重視するケースでは、支援スタイルの検討が必要になります。

ツールベンダー型:既存サービスを組み合わせた導入支援

SaaSやクラウドサービスの導入支援に特化したタイプです。SalesforceやMicrosoftなどの製品を軸に、それらの導入・設定・活用支援を行うパートナー企業が該当します。

強みは、既存ツールを活用することで導入までのスピードが速く、比較的スモールスタートしやすい点にあります。業務要件が明確で、既存サービスの機能範囲内で解決できる課題に対しては、有効な選択肢となるでしょう。

一方で、支援の前提が特定ツールに紐づくため、業務構造そのものの見直しや全社横断の業務変革まで踏み込まないケースも少なくありません。また、要件が複雑になるほどカスタマイズや追加開発が必要となり、結果的にコストや運用負荷が増える場合もあります。

そのため、特定業務の効率化やツール活用が目的の場合には適していますが、業務プロセス全体を再設計するようなDXには、別の支援タイプとの併用や役割分担を検討する必要があります。

構造パートナー型:内製化支援と再現性のあるDX構築

内製化支援や、再現性のあるDX推進体制の構築に重きを置く支援タイプです。戦略立案やシステム開発そのものをゴールとせず、社内にノウハウが残り、継続的に改善できる構造をつくることを目的としています。WEBEDGEをはじめ、こうした考え方を軸に支援を行う企業が該当します。

特徴は、業務構造や意思決定プロセスの整理といった上流設計から関与し、実装・運用フェーズまで伴走しながら支援する点にあります。プロジェクトを進める中で、ドキュメント整備や設計思想の共有、人材育成を行い、最終的に社内でDXを自走できる体制を目指すのが大きな特徴です。

初期は小規模な取り組みから始め、成果や組織の成熟度に応じて段階的にスケールできるケースも多く、柔軟な進め方が可能です。短期的な成果だけでなく、長期的なDXの定着や内製化を重視する企業に適した支援タイプといえるでしょう。

03 DX支援ベンダー比較表(コンサル/SIer/構造パートナー)

ベンダータイプごとの特徴を比較表で整理します。

得意領域・対応フェーズ・価格帯の違い

※費用感はあくまで一般的な目安であり、支援内容・規模・期間によって大きく変動します。
※実際の金額は、プロジェクトの範囲や体制によって個別に見積もられるケースがほとんどです。

タイプ

得意領域

対応フェーズ

費用感
(月額/目安)

企業

構造パートナー型

構造設計、内製化支援

戦略〜運用まで一貫

50万円〜
※小規模スタート可

WEBEDGE

コンサル型

戦略策定、課題抽出

戦略フェーズ中心

200万円〜

デロイト、アクセンチュア

SIer型

システム開発、実装

開発〜実装フェーズ

300万円〜

NTTデータ、富士通

ツールベンダー型

ツール導入、設定

実装フェーズ

80万円〜

Salesforceパートナー、ツールベンダー等

プロジェクト期間・関与範囲・支援スタイルの比較

プロジェクト期間では、コンサル型は3〜6ヶ月、SIer型は6〜24ヶ月、構造パートナー型は、必要なフェーズに応じて関与しながら、段階的に内製化を進める伴走型の支援が特徴です。関与範囲では、コンサル型は戦略のみ、SIer型は開発・実装のみ、構造パートナー型は戦略から運用まで全フェーズに対応します。支援スタイルでは、コンサル型とSIer型はプロジェクト完結型、構造パートナー型は伴走型で継続的にサポートします。

外注型DXと伴走型DXの違いを整理

外注型DXは、ベンダーに任せて成果物を受け取るスタイルです。短期間で形にしやすい点がメリットであり、要件が明確なプロジェクトや一時的な施策には有効なケースもあります。一方で、プロジェクト終了後に社内へノウハウが残りにくい点には注意が必要です。
伴走型DXは、ベンダーと協働しながらプロジェクトを進めるスタイルです。取り組みの過程で知見や判断軸が社内に蓄積されやすく、将来的に自走できる体制を目指しやすい点が特徴です。どちらが適しているかはDXの目的によりますが、継続的な改善や内製化を視野に入れる場合には、伴走型DXが有力な選択肢となります。

04 自社に合ったDXベンダーを選ぶための3つの判断基準

DXベンダーを選ぶ際は、以下の3つの基準で判断しましょう。

1. 自社のDX目的を明確にし、必要な支援フェーズを定義する

まず、「何を解決したいのか」「どのフェーズで支援が必要か」を明確にします。たとえば、DX戦略が不明確なら戦略策定に強いコンサル型、基幹システム刷新ならSIer型、内製化を目指すなら構造パートナー型が適しています。この目的設定なしにベンダーを選ぶと、ミスマッチが発生します。

2. 技術力だけでなく”構造設計力”の有無を確認する

技術力は重要な要素の一つですが、あわせて「人に依存しない仕組みを設計できるか」という構造設計力も確認しておく必要があります。たとえば、最新技術を駆使してシステムを構築しても、特定の担当者しか理解できない状態では属人化を招きます。発注者視点で前提設計まで行い、誰でも運用・改善できる仕組みを構築できるかが、DXの持続性を左右します。

3. 内製化・ナレッジ移譲の支援体制があるかを見極める

長期的なDX成功には、社内へのナレッジ移転が不可欠です。ベンダーを選ぶ際は、「どのような形でノウハウが社内に残るのか」を必ず確認しましょう。ドキュメント整備、社内研修、OJTを通じた実践支援など、内製化を見据えた支援体制があるかどうかが重要な判断ポイントになります。

05 おすすめのDX支援企業10選

ここでは、DX支援に強みを持つ企業10社を紹介します。

1. 株式会社WEBEDGE|”DX内製化支援サービス”で再現性あるDXを実現

WEBEDGEは、DXを単なるシステム導入ではなく、業務構造と推進体制そのものを設計する「DX内製化支援サービス」を提供するシステムインテグレーターです。初期は外部パートナーとして設計・実装を担いながら、段階的にノウハウを社内へ移管し、最終的に自社でDXを継続できる体制構築を支援します。

IoT・AI・クラウドなどの技術を目的に応じて活用しつつ、既存ツールを前提にした現実的な設計により、過度な投資を抑えたDX推進が可能です。営業段階からエンジニアが同席し、設計から実装・運用までを伴走型で支援。月額50~100万円から段階的にスケールでき、中堅〜大企業まで幅広く対応しています。

強み: DX内製化支援サービス、構造設計力、伴走型支援、柔軟な価格設定
URL:https://webedge.jp/

2. NTTデータグループ|業界横断の大規模DX実装支援

NTTデータグループは、金融・公共・製造・流通など幅広い業界において、社会インフラレベルの大規模DXプロジェクトを数多く手がけてきた国内最大級のSIerです。基幹システム刷新や全社規模の業務統合など、高い信頼性と安定性が求められる領域に強みを持っています。

豊富な人材リソースと標準化された開発・運用プロセスにより、長期かつ大規模なプロジェクトを安定的に推進できる点が特徴です。一方で、プロジェクトは組織的・計画的に進行するため、意思決定や仕様変更には一定の調整期間が必要となる場合もあります。

全社横断のDXやミッションクリティカルなシステム導入を検討する大企業向けの選択肢といえるでしょう。

強み:大規模DX実装、業界横断の実績、安定した運用体制
URL:https://www.nttdata.com/global/ja/

3. 株式会社 日立コンサルティング|生成AI活用とシステム統合支援

日立コンサルティングは、日立グループの知見と技術基盤を背景に、生成AIを含む先端技術の活用業務・ITを横断したDX推進を強みとする総合コンサルティング会社です。戦略立案にとどまらず、業務設計・システム統合・実行フェーズまで踏み込んだ支援ができる点が特徴です。
特定業界に限定せず、全社DXや基幹システム刷新、データ活用基盤の構築など、中長期視点でのDX推進を求める企業に適しています。特に、業務プロセスとITを一体で整理し、既存システムを活かしながらDXを進めたいケースで強みを発揮します。
生成AIなどの新技術を、現場・業務・既存ITと統合しながら全社レベルで展開したい大企業向けの実行力あるコンサルティングパートナーです。

強み: 生成AI活用、業務・IT統合、全社DX支援
URL:https://www.hitachiconsulting.co.jp/

4. デロイト トーマツ コンサルティング|経営変革と全社DXを統合的に支援

デロイト トーマツ コンサルティングは、経営戦略とデジタルを結びつけた全社変革型DXに強みを持つ総合コンサルティング会社です。DXをIT施策に限定せず、事業戦略・組織設計・ガバナンスまで含めて設計し、経営視点から変革を推進できる点が特徴です。

業界横断の知見とグローバルネットワークを活かし、DX構想策定からロードマップ設計、変革プログラムの設計までを包括的に支援します。一方で、実装フェーズは他ベンダーとの連携を前提とするケースも多く、構想・設計を重視する企業や全社レベルのDXを進めたい企業に適しています。

経営と現場の両視点を整理しながら、中長期的な企業変革としてDXを位置づけたい大企業向けのコンサルティングパートナーです。

強み: 経営戦略とDXの統合、全社変革設計、業界横断の知見
URL:https://www.deloitte.com/jp/ja.html

5. アクセンチュア|戦略から実行までを担うグローバルDXの実践力

アクセンチュアは、グローバル規模でのDX戦略立案から実行・変革推進までを一気通貫で支援できる総合コンサルティングファームです。世界各国のDX事例や業界別ベストプラクティスを体系化し、企業ごとの状況に応じて適用できる点が大きな強みです。

戦略設計にとどまらず、業務改革・デジタル導入・組織変革まで踏み込んだ支援が可能で、グローバル展開を前提としたDXや、複数事業・複数拠点を横断する変革プロジェクトに適しています。一方で、支援は大規模・長期的な取り組みになりやすく、全社レベルでDXを推進する体制が整っている企業向けといえるでしょう。

グローバル標準と実行力を活かし、DXを経営変革として推進したい企業に適したパートナーです。

強み:グローバルDX事例、ベストプラクティス、戦略〜実行の一気通貫支援
URL:https://www.accenture.com/jp-ja

6. 富士通株式会社|製造・物流を中心とした現場起点のDX実装に強み

富士通は、製造業・物流業をはじめとした現場業務に根ざしたDX実装に強みを持つ総合IT企業です。長年にわたり基幹システムや業務システムを支えてきた実績を背景に、現場オペレーションとITを結びつけたDX支援を得意としています。

特にスマートファクトリーやサプライチェーン改革の分野では、IoT・データ活用・基幹システムを統合した包括的なソリューションを提供できる点が特徴です。一方で、プロジェクトは全社・複数拠点にまたがるケースが多く、一定の規模感と体制を持つ企業向けの支援が中心となります。

現場業務の高度化や大規模な業務基盤刷新を通じて、DXを着実に進めたい企業に適したパートナーです。

強み:製造・物流領域のDX実績、スマートファクトリー、現場×IT統合力
URL:https://global.fujitsu/ja-jp

7. パナソニック コネクト株式会社|IoT・AIを活用した現場改善支援

パナソニック コネクトは、パナソニックグループのBtoB事業会社として、製造・物流・流通などの現場業務に根ざしたDX支援を強みとしています。IoT・AI・映像解析などの技術を活用し、現場データの可視化や業務改善を段階的に進められる点が特徴です。

 特に、既存設備や業務フローを活かしながらDXを進めたい企業に適しており、現場改善からスモールスタートし、段階的に全体最適へ広げるアプローチが取りやすい支援体制を持っています。

一方で、全社横断の経営変革や内製化構造の設計よりも、現場課題の解決・効率化に重きを置いたDXが中心となる傾向があります。

強み: IoT・AI活用、現場改善、製造・物流DX
URL:https://connect.panasonic.com/jp-ja/

8. NEC株式会社|社会インフラ・大企業DXを支える総合ITベンダー

NECは、官公庁・社会インフラ・大企業向けDXを長年支えてきた、日本を代表するITベンダーです。AI、データ活用、セキュリティ、ネットワーク、基幹システムまで幅広い技術領域をカバーし、全社規模・社会基盤レベルのDXを安定的に推進できる点が特徴です。

特に、ミッションクリティカルな業務や高い信頼性が求められる領域での実績が豊富で、DXを「止められない業務」として設計・運用したい企業に適しています。

一方で、全社最適・長期視点での設計を重視するため、スピードや柔軟性よりも堅牢性・再現性・ガバナンスを重視するプロジェクト向きといえるでしょう。

強み: 社会インフラDX、官公庁・大企業実績、AI・セキュリティ
URL:https://jpn.nec.com/

9. 株式会社電通デジタル|顧客起点のマーケティングDXを強みに持つ専門企業

電通デジタルは、電通グループのデジタル領域を担う企業として、マーケティングを起点としたDX推進に強みを持っています。広告運用やデータ分析にとどまらず、顧客データ基盤の構築やCX(顧客体験)設計まで含めた支援が可能です。

特に、顧客接点のデジタル化やデータ活用を通じて事業成果につなげたい企業に適しており、マーケティング部門と経営・事業部門を横断したDX設計を得意としています。一方で、基幹システム刷新や業務プロセス全体の内製化支援は主領域ではないため、全社DXでは他ベンダーとの併用が選ばれるケースもあります。

マーケティング領域を軸に、データドリブンなDXを推進したい大企業向けのDXパートナーといえるでしょう。

強み: マーケティングDX、顧客データ活用、CX設計
URL:https://www.dentsudigital.co.jp/

10. PwCコンサルティング|経営・ガバナンス視点でDXを設計するコンサルティングファーム

PwCコンサルティングは、経営戦略・業務改革・ガバナンス設計を軸にDXを支援する総合コンサルティングファームです。単なるIT導入ではなく、組織・プロセス・リスク管理まで含めた全社変革としてDXを捉える視点に強みがあります。

特に、DXと同時に内部統制、セキュリティ、データガバナンス、業務ルールの再設計が求められる大企業に適しており、経営層と対話しながら中長期の変革ロードマップを描く支援を得意とします。一方で、実装フェーズはSIerや他パートナーと連携するケースが多く、実行体制は別途設計が必要になる点が特徴です。

強み:経営・ガバナンス視点、業務改革、全社DX設計
URL:https://www.pwc.com/jp/ja

※本比較内容は筆者によるリサーチと公開情報をもとにまとめています。支援内容や料金体系は変更される場合がありますので、最新情報は各社へ直接お問い合わせください。

06 DX比較で見えてくる、失敗しないベンダー選定のコツ

ベンダー比較から見えてくる、失敗しない選定のポイントを解説します。

“費用の安さ”よりも”成果の再現性”で選ぶ

DXベンダー選定において重要なのは、初期費用の安さではなく、成果が再現される仕組みがあるかどうかです。

一時的にコストを抑えられても、成果が属人的で横展開できなければ、投資効果は限定的になります。一方、成功プロセスが構造化されていれば、他部門や別プロジェクトへと展開でき、長期的なROIを高めることが可能です。

短期的な価格比較ではなく、「成果が継続・再現されるか」という視点で判断することが重要です。

単発支援ではなく、長期的な伴走パートナーを選ぶ

DXは一度の導入で完結するものではなく、運用・改善を通じて価値が積み上がっていきます。そのため、要件定義や開発だけで終わる単発型の支援ではなく、継続的に課題整理や改善を行える伴走型の支援体制があるかどうかが重要になります。

たとえば、定期的なレビューや振り返りを通じて、現場と一緒にDXを育てていけるパートナーかどうかが、成果に大きく影響します。

現場にナレッジを残す”構造的DX”の重要性

最終的な判断軸となるのは、DXのノウハウが社内に残るかどうかです。外部ベンダーに依存したままでは、次の改善や展開のたびに同じコストと時間が発生します。

構造設計やプロセス、判断基準までを共有・移転する支援モデルであれば、プロジェクト終了後も自社でDXを推進できる状態を目指せます。WEBEDGEのような構造パートナー型のベンダーは、こうしたナレッジ定着を前提とした支援を行う選択肢の一つといえるでしょう。

DXを一過性の施策で終わらせず、持続的な成長につなげるためには、この「構造的DX」の視点が欠かせません。

07 DX支援ベンダー比較まとめ|最適なパートナー選びで成果を最大化する

DXベンダーの選択は、単なる外注先選びではなく、DXを「一時的な施策」で終わらせるか、「継続的な成長基盤」にできるかを左右する重要な判断です。

自社に合うDX支援タイプを見極める

コンサル型、SIer型、ツールベンダー型、構造パートナー型──それぞれに役割と強みがあります。
戦略策定が主目的なのか、実装が必要なのか、あるいは内製化まで見据えているのか。自社の課題・フェーズ・体制を整理したうえで、適切な支援タイプを選ぶことが重要です。

内製化を視野に入れたパートナー選びが成功の鍵

DXは導入して終わりではなく、改善を回し続けられる体制があって初めて成果につながります。

そのためには、成果物だけでなく、ナレッジや判断基準が社内に残る支援かどうかを見極める必要があります。伴走型のパートナーと協働し、段階的に内製化を進めることが、DXを“続く取り組み”にする近道です。

WEBEDGEは、DXを単なるシステム導入ではなく、業務構造と推進体制そのものを設計する「DX内製化支援サービス」を提供しています。
初期は外部パートナーとして実装を担いながら、段階的にノウハウを移管し、最終的には自社でDXを継続できる状態を目指す支援スタイルが特徴です。

「外注に依存しないDXを実現したい」「成果が再現される仕組みを社内に残したい」
そう考える企業にとって、構造からDXを考えるという選択肢があることも、ぜひ知っておいていただければと思います。

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Question

よくあるご質問

Q

DX支援ベンダーとは何ですか?

A

DX支援ベンダーとは、企業のDX推進を支援する外部パートナーのことで、戦略設計・システム開発・運用改善などを担います。ただし重要なのは、DXを「丸投げする存在」ではなく、自社のDXフェーズや目的に応じて役割を分担しながら活用する点にあります。DXは業務や組織構造の変革を伴うため、ベンダーの関わり方次第で成果が大きく変わります。

Q

DX支援ベンダーにはどんな種類がありますか?

A

DX支援ベンダーは主に、コンサル型、SIer型、ツールベンダー型、構造パートナー型の4種類に分類されます。コンサル型はDX戦略や課題整理に強く、SIer型はシステム開発・実装を得意とします。ツールベンダー型は特定のSaaSや製品導入に強みがあり、構造パートナー型は内製化や再現性のあるDX体制構築を重視します。それぞれ得意領域が異なるため、目的に応じた選択が重要です。

Q

大企業がDXベンダー選定で失敗しやすい理由は何ですか?

A

多くの失敗は、「誰に何を任せるのか」が曖昧なまま進めてしまうことに起因します。戦略だけを依頼して実装が伴わなかったり、システムを作っても運用や改善の体制が整わなかったりすると、DXが一過性の施策で終わってしまいます。自社のDX目的とフェーズを整理せずにベンダーを選ぶことが、失敗の大きな要因です。

Q

DXベンダー選定では何を基準に判断すべきですか?

A

判断基準として重要なのは、①DXの目的と必要フェーズが明確か、②技術力だけでなく構造設計力があるか、③内製化やナレッジ移譲の支援体制があるか、の3点です。特に大企業では、属人化を防ぎ、成果を横展開できる構造があるかどうかが、DXの持続性を左右します。

Q

構造パートナー型のDX支援とは何が違うのですか?

A

構造パートナー型は、DXを「成果物の納品」ではなく「社内にDXが定着する構造づくり」と捉える点が特徴です。戦略・実装・運用まで伴走しながら、設計思想や判断基準、ノウハウを社内に移転し、最終的に自社でDXを回せる状態を目指します。内製化や長期的なDX推進を重視する企業に適した支援スタイルです。

Q

DX支援を外注すると、内製化は難しくなりませんか?

A

必ずしもそうではありません。外注の仕方次第で、内製化を進めることは可能です。重要なのは、成果物だけでなく、プロセスや判断軸、設計意図まで共有・移転する支援かどうかです。伴走型や構造パートナー型の支援を選ぶことで、外部の力を活用しながら、社内にDX推進力を残すことができます。

この記事を書いたライター
  • 執筆:WEBEDGE DX編集部

    WEBEDGEは、DX推進・システム開発・AI活用支援の領域で企業のデジタル課題を解決するシステムインテグレーターです。
    現場やお客様との対話で得られた知見をもとに、DX・AI・デジタル・ビジネス等に役立つ情報を発信しています。

  • 監修:友田 俊輔

    WEBEDGE代表・DX内製化/事業プロセス設計の実務家

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